概要 キャンペーンモジュールを使用して、マスマーケティングのキャンペーンの追跡調査、管理ができます。「キャンペーンの作成」に記載されているような、多くのタイプのキャンペーンを作成することができます。 キャンペーンの作成 キャンペーンを作成するには、通常作成とウィザード作成の二通りの方法があります。 通常作成をする場合、キャンペーンのレコードは作成しますが、Eメールマーケティングの設定のような関連タスクは完了しません。キャンペーンの通常作成の詳細については、「キャンペーンの作成」を参照してください。 キャンペーンモジュールによって、実行したキャンペーンの成功度合を測定するために使用できる、投資利益率(ROI)のフォームを得られます。詳細は「キャンペーンの投資利益率の表示」を参照してください。 キャンペーンのタイプ Eメール、ニュースレター、ダイレクトメール、Web、ラジオ、テレビ、印刷、電話営業といった、多くのタイプのマーケティングキャンペーンを作成することができます。ダイレクトメールやラジオのようなキャンペーンを作成する場合は、リファレンスとしてSugarにレコードを作成します。しかし、Sugarによってキャンペーンそのものを実行することはできません。 Eメールやニュースレターのキャンペーンを作成する場合は、Sugarによってキャンペーンを実行することができます。Eメールキャンペーンはあなたのターゲットの興味を引くような情報を掲載した1通のEメールです。ニュースレターキャンペーンは、定期的にターゲットへ送信するニュースレターを掲載したEメールによるキャンペーンです。例えば、ニュースレターには商品の更新情報を掲載することができます。ニュースレターは週、月、四半期、年の単位で発行することができます。キャンペーンの成功度合を判断するために、キャンペーンに対して反応のあったターゲットの数や、発生した商談の数、生じた売上といった情報についての統計を見ることができます。 Eメールやニュースレターのキャンペーンを始めた後で、その成功度合を判断するためにキャンペーンのステータスを見ることができます。例えば、キャンペーンのEメールを閲覧したターゲットの数や、Eメールに掲載されていたリンクをクリックした回数、また、キャンペーンから発生したリードや取引先担当者の数を見ることができます。詳細は「キャンペーンの管理」を参照してください。 キャンペーンのEメールやニュースレターからリードを取り込むために、Web-to-Leadフォームを作成することができます。詳細は「Web-to-Leadフォームの作成」を参照してください。 Eメールのキャンペーンについては、Eメールがスパムとして報告されるのを防ぐために、画像を添付ファイルとして送る代わりにEメールのテンプレートへ埋め込むことができます。画像の添付についての詳細は、「Eメールテンプレートの作成」を参照してください。 キャンペーンの診断ツールは、例えば、エラーメールを受け取る受信トレイをセットアップするような、保留中の管理タスクが完了したことを保証するために提供されます。すべての保留中の管理業務を保証することを助けるために提供されます。詳細は「キャンペーンウィザードの使用」を参照してください。 注:キャンペーンモジュールタブのアクションドロップダウンリストに表示される「Eメールの設定」オプションを使用できるのは、システム管理者だけです。
キャンペーンの作成 1. キャンペーンメニューのアクションドロップダウンリストから「キャンペーン作成(通常)」を選択します。 2. 次のフィールドに情報を登録します。 ● 名前:キャンペーン名を入力します。 ● 開始日:カレンダーアイコンをクリックし、キャンペーンを開始する日付を選択します。 ● 終了日:カレンダーアイコンをクリックし、キャンペーンを終了する日付を選択します。 ● 通貨:ドロップダウンリストから、予算やコスト、売上を計算するために使用する通貨を選択します。 ● 予算:キャンペーンの予算を入力します。 ● コスト実績:キャンペーンを行うために掛かったコストの実績を入力します。 ● 目的:キャンペーンの目的の説明文を入力します。 ● 詳細:キャンペーンの詳細な説明を入力します。 ● ステータス:ドロップダウンリストからキャンペーンの現在のステータスを選択します。 注:開始日や終了日、ステータスの値はそのレコードだけの値です。これらの値はEメールのマーケティングキャンペーンの実施に影響を与えません。 ● タイプ:ドロップダウンリストから、Eメールやニュースレターのようなキャンペーンのタイプを選択します。Eメールキャンペーンについての詳細は、「Eメールキャンペーンの実行」を参照してください。 ● インプレッション:キャンペーンによって発生したインプレッションのページ数を入力します。キャンペーンが開始した後に、このフィールドの入力が必要になります。 ● コスト見込み:キャンペーンのコストの見積額を入力します。 ● 売上見込み:キャンペーンの売上見込み額を入力します。 ● アサイン先:キャンペーンにアサインするユーザ名を入力します。ユーザ一覧から選択する場合は、矢印のアイコンをクリックして、表示されたユーザ名一覧から選択します。 ● チーム:キャンペーンの情報の参照を許可するチームを入力します。主チームを変更するには、新しく主チームとするチーム名を上書きします。レコードにチームを追加アサインするには、矢印のアイコンをクリックして、表示されたチーム一覧からチームを選択するか、あるいは「+」アイコンをクリックしてチームのフィールドを追加して、チーム名を入力します。チームについての詳細は、「レコードのユーザ・チームへの割り当て」を参照してください。 3. 「保存」をクリックして、キャンペーンを保存します。「キャンセル」をクリックするとキャンペーンを作成せずに、キャンペーンの一覧ビューに戻ります。 キャンペーンを保存すると、Sugarは画面上にキャンペーンの詳細ビューを表示します。 詳細ビューにはターゲットリストやトラッカーURL、Eメールマーケティングといった、関連情報を作成し、表示するためのサブパネルが含まれます。
Eメールキャンペーンの実行 Eメールによるキャンペーンを行うには、システム管理者とユーザの両者がタスクを実行する必要があります。 システム管理者は以下のタスクを完了している必要があります。 ● キャンペーンのEメールを送信するために、アウトバウンドメールの設定で1回のバッチで送信するメール数を指定します。 ● エラーにより差し戻し(バウンス)されたキャンペーンEメールを受信するための、バウンス処理用のメール受信箱を指定します。バウンスされたEメールは、ターゲットから送信されたEメールとは別に設定した、特定の識別子が入っています。 ● 大量のキャンペーンEメールやバウンスされたキャンペーンEメールを夜間に処理するためのスケジューラジョブを設定します。 ユーザは以下のタスクを完了している必要があります。 1. 「キャンペーンの作成」の手順の通りにEメールキャンペーンを作成します。あるいは、「キャンペーンウィザードの使用」の手順の通りに、キャンペーンウィザードを使用してEメールキャンペーンを作成します。キャンペーンウィザードは以下に示した手順を通して、キャンペーンの作成をガイドします。 2. 「ターゲットの作成とインポート」の手順の通りにターゲットを指定します。ターゲットはインポートするか、新しいターゲットリストを作成するか、または既存のターゲットリストとマージすることができます。また、リードや取引先担当者のレポートから個人をターゲットとして選ぶことができます。 3. ターゲットに伝えたいメッセージを内容に含んだEメールテンプレートを作成します。詳細は「Eメールテンプレート作成」を参照してください。 4. キャンペーンに対する反応を追跡調査するためのトラッカーURLをセットアップします。詳細は「転送するトラッカーURLの作成」を参照してください。 5. ターゲットリストやEメールテンプレートやキャンペーン開始日やバウンス処理用のメール受信箱といった情報を指定するEメールマーケティングのレコードを作成します。詳細は「Eメールマーケティングのレコードの作成」を参照してください。 6. オプションとして、キャンペーン活動を追跡調査するために、1つ以上のトラッカーURLを指定することができます。詳細は「トラッカーURLの作成」を参照してください。 7. オプションとして、Eメールのキャンペーンが正常に実行されることを確認するために、診断ツールを実行できます。詳細は「診断の実行」を参照してください。 8. オペレーションが成功することを確認にするために、テスト用の宛先リストにテストメールを送信します。テスト用の宛先リストについての詳細は「ターゲットの作成とインポート」を参照してください。 9. テストメールの統計量をクリアします。 10. キャンペーンEメールを発送するジョブのスケジュールをシステム管理者に依頼します。 11. Eメールの送信をキューイングして、キャンペーンを開始します。 12. オプションとして、キャンペーンターゲットをリードやコンタクトに変換することができます。 キャンペーンにWeb-to-Leadフォームを関連付けることができます。詳細は「Web-to-Leadフォームの作成」を参照してください。 Eメールキャンペーンの開始後に、キャンペーン結果についての情報として、キャンペーンステータスを見ることができます。詳細は「キャンペーンステータスの参照」を参照してください。 注: Eメールマーケティングのページで指定された開始日や開始時刻、ステータスによって、いつEメールが送信されるかが決まります。
Eメールマーケティングレコードの作成 Eメールキャンペーンを作成するときに、Eメールマーケティングレコードもあわせて作成しなければなりません。Eメールマーケティングレコードにはニュースレターを配布する時期、方法についての情報が含まれます。これにはキャンペーンターゲットリストやEメールのテンプレート、バウンスされたEメールの受信箱が含まれます。指定した開始日時が過ぎてから、キャンペーンEメールを発送キューに入れなければなりません。指定された開始日時が過ぎてから、キャンペーンEメールを発送するようキューイングしなければなりません。バウンスされたEメールはこのレコードで定義されたFromアドレスへ送られます。 Eメールマーケティングレコードの作成 1. キャンペーンの詳細ビューで、Eメールマーケティングのサブパネルへスクロールし、「作成」をクリックします。 2. Eメールマーケティング作成画面で、次のフィールドにデータを入力します。 ● 名前:レコードの名前を入力します。 ● ステータス:ドロップダウンリストから、レコードのステータスを選択します。レコードが使用中の場合「アクティブ」を選択します。アクティブなレコードだけがキャンペーンを開始するためにキューイングされます。レコードが使用されていない場合、「非アクティブ」を選択します。 ● 開始日時:カレンダーアイコンをクリックして、Eメールを発信する日付を選択します。カレンダーアイコンの隣のフィールドに時間を入力します。 注:キャンペーン開始のためにEメールをキューイングするには、未来の日付と時間を選択します。テストメールの送信に成功した後で実行してください。 ● Eメールテンプレート:ドロップダウンリストから、既存のEメールテンプレートを選択します。テンプレートを新規作成する場合は隣にある「作成」リンクを、既存のテンプレートを編集する場合には、「編集」リンクをクリックします。 トラッカーURLを追加するには、テンプレートの作成・編集時にして本文の下にURLリファレンスを挿入する必要があります。 ● メッセージ宛先:メッセージを送信するターゲットリストを1つ以上テキストエリアから選択します。ターゲットリストを複数選択する場合は、Ctrlキーを押しながらターゲットリスト名をクリックしてください。テキストエリアに表示されているターゲットリストすべてに対してメッセージを送信する場合は、「キャンペーンの中のすべてのターゲットリスト」チェックボックスにチェックをつけます。 ● 使用受信箱:バウンスメールを受信するために設定された受信箱をドロップダウンリストから選択します。 ● From(名前):Eメールを発信する組織または人の名前を入力します。 ● From(アドレス):Eメールを発信するメールアドレスを入力します。 ● 返信先(Reply-To)の名前:発信したEメールに対する返信先の名前を、Fromで指定した名前と別にしたい場合は、ここに入力します。 ● 返信先(Reply-To)のアドレス:発信したEメールに対する返信先アドレスを、Fromで指定したアドレスと別にしたい場合は、ここに入力します。 3. 「保存」をクリックするとレコードをセーブして作成画面を終了します。セーブせずに終了するには「キャンセル」をクリックします。
トラッカーURLの作成 キャンペーンEメールには、キャンペーンメッセージだけではなく、イメージやリンクを含めることができます。リンクは外部のウェブサイトや、自分の組織内のシステム上のphpファイルにリダイレクトすることができます。 ターゲットがキャンペーンメールの購読を中止できるように、「解約」リンクを埋め込んだ解約トラッカーURLを作成することができます。 ターゲットが解約リンクをクリックすると、Sugarはレコードに対するアクションログを記録します。 キャンペーンに対する反応を追跡調査するために、キャンペーンEメールの中に1つまたは複数のトラッカーURLを埋め込むことができます。SugarはそれぞれのURLとEメールの受信者に対して一意なキーを生成し、Eメールテンプレートに関連付けます。受信者がEメールを開いてURLリンクをクリックすると、Sugarはそれらのアクションを追跡調査のために一意なキーの識別子を使用します。 キャンペーンの詳細ビューの「ステータスを見る」ボタンをクリックすることで表示されるステータス画面では、受信者のアクションを、「閲覧済み」、「送信除外済み」といったアクションリストの棒グラフで表示します。グラフから、特定のアクションを行った受信者のリストを表示するようドリルダウンすることができます。詳細は「キャンペーンステータスの表示」を参照してください。 注:キャンペーンEメールを作成する前に、Eメールを発信できるよう、アウトバウンドEメールプロセスが設定されていることをシステム管理者に確認してください。 トラッカーURLの作成手順 1. キャンペーンの詳細ビューで、「トラッカーURL」サブパネルまでスクロールして「作成」をクリックします。 2. 「キャンペーントラッカー」ページが表示されます。以下のフィールドにデータを入力します。 ● トラッカー名:キャンペーンEメール内に表示するトラッカー名を入力します。 ● トラッカーURL:トラッカーURLを入力します。例:http://www.sugarcrm.comです。 ● 解約リンク:このチェックボックスをチェックすると、トラッカーURLにキャンペーンEメール送信先から除外する命令を埋め込みます。デフォルトではEメール送信先からの除外命令を含んだremoveme.phpファイルを使用し、トラッカーURLフィールドにこのファイル名を表示します。 3. 「保存」をクリックしてトラッカーURLを作成します。「キャンセル」をクリックするとトラッカーURLを作成せずに「キャンペーントラッカー」画面を終了します。 SugarはトラッカーURLを生成し、「キャンペーンメッセージのURL」として表示します。 これで、トラッカーURLを選択してEメールテンプレートを挿入することができるようになります。トラッカーURLを含んだEメールテンプレートを作成するには、EメールマーケティングのレコードからEメールテンプレートの編集にアクセスします。Eメールテンプレートの詳細については「Eメールテンプレートの作成」を参照してください。 キャンペーンウィザードを使用したキャンペーンの作成 キャンペーンウィザードのガイドに従って、キャンペーンを作成することができます。 キャンペーンウィザードを使用したキャンペーンの作成手順 1. キャンペーンタブのアクションドロップダウンリストから「キャンペーン作成(ウィザード)」をクリックします。 2. キャンペーンウィザードを表示します。作成したいキャンペーンのタイプを選択して、「開始」をクリックします。ニュースレター、Eメール以外のキャンペーンを作成したい場合は「Eメール以外のキャンペーン」を選択してください。 3. 次のフィールドに情報を入力します。 ● 名前:キャンペーン名を入力します。 ● ステータス:ドロップダウンリストから、キャンペーンの現在のステータスを選択します。 ● 開始日:キャンペーンの開始日を入力します。 日付を選択するにはカレンダーアイコンをクリックします。 ● 終了日:キャンペーンの終了日を入力します。 日付を選択するにはカレンダーアイコンをクリックします。 ● アサイン先:キャンペーンにアサインされるユーザ名を入力します。 ユーザ一覧から選択するには、「選択」をクリックします。 ● チーム:キャンペーンにアサインするチームを1つ又は複数指定します。チームを追加するには、矢印ボタンをクリックして既存のチームを選択するか、+ボタンをクリックして列を追加し、チーム名を直接入力します。主担当となるチームには「主」ボタンを指定します。チームの割り当てについての詳細は、「レコードのユーザ・チームへの割り当て」を参照してください。 ● タイプ:項番2で「Eメール以外のキャンペーン」を選択した場合は、ドロップダウンリストからキャンペーンのタイプを選択します。 ● 頻度:このフィールドは項番2で「ニュースレター」を選択した場合のみ表示されます。ドロップダウンリストから、ニュースレターのEメールをターゲットに発信する頻度を選択します。 ● 詳細:キャンペーンの説明を入力します。 フィールドへ情報を入力し終えたら「次へ」をクリックします。 4. キャンペーンの予算情報に関して、次のフィールドに情報を登録します。 ● 予算:キャンペーンの予算の値を入力します。 ● 売上見込み:キャンペーンから見込まれる売上額を入力します。 ● 通貨:ドロップダウンリストから、キャンペーンで使用する通貨を選択します。 ● コスト実績:キャンペーンにかかったコスト実績を入力します。 ● コスト見込み:キャンペーンにかかるコスト見込みを入力します。 ● インプレッション:Web上に掲載したキャンペーン広告が閲覧された回数です。 ● 目的:目的を入力します。 フィールドへ情報を入力し終えたら「次へ」をクリックします。 5. トラッカーURL情報に関して、次のフィールドに情報を登録します。 ● トラッカー名:トラッカー名を入力します。 ● 解約リンク:このチェックボックスをチェックすると、ターゲットがキャンペーンEメールの購読を取りやめるための、解約トラッカーを作成します。 ターゲットがキャンペーンEメール購読解約を選択した場合、Sugarはターゲットへ今後どのようなキャンペーンEメールやニュースレターも送信しないことを保証するために、ターゲットの情報を隠します。また、Sugarはターゲットの詳細ビューの、Eメールの「メール送信除外」オプションも自動的に適用します。 一方、ターゲットがキャンペーンニュースレターの購読解約を選択した場合は、Sugarはそのキャンペーンについてのみターゲットの情報を隠します。その他のニュースレターのキャンペーンやEメールのキャンペーンについては、ターゲット一覧に含めることができます。 ● トラッカーURL:トラッカーURLを入力します。 詳細は「トラッカー転送URLの作成」を参照してください。 フィールドへ情報を入力終えたら、「トラッカー作成」をクリックします。 Sugarはトラッカーを作成し、画面上にトラッカー情報を表示します。 さらにトラッカーを追加作成するには、フィールドに新しいトラッカー情報を入力して、再度「トラッカー作成」をクリックします。 必要なトラッカーを作成し終えたら、「次へ」をクリックします。 6. 画面上にターゲットリストが表示されます。(項番2でキャンペーンのタイプに「ニュースレター」を選択した場合は、この画面は表示されません。項番nへ進んでください。) a. 既存のターゲットリストを使用する場合は、「既存のターゲットリストの利用」の隣の「選択」をクリックします。「ターゲットリスト検索」パネルが表示されるので、検索を行ってターゲットリストを選択します。 b. 新しくターゲットリストを作成する場合は、「ターゲットリスト名」のフィールドにリストの名前を入力し、その隣の「ターゲットリストタイプ」のドロップダウンリストからリストのタイプを選択し、その隣の「作成」をクリックします。 Sugarは選択および作成したターゲットリスト名を表示します。 (その後の手順) 7. 項番2でキャンペーンのタイプに「ニュースレター」を選択した場合は、購読情報ページが表示されます。(「Eメール」または「Eメール以外のキャンペーン」を選択した場合はこの画面は表示されません。項番nへ進んでください。) 以下の3つの購読リストを作成する必要があります。 ● 購読リスト名:ニュースレターを定期的に受信するターゲットのリストです。 ● 解約リスト名:ニュースレターの購読を解約したターゲットのリストです。 ● テストリスト名:Eメールの発信が成功することを確認するためのテストメールを受信するターゲットのリストです。 a. 既存のターゲットリストを選択する場合は 、ラジオボタンで「選択を許可」を選択し、「選択」をクリックます。「ターゲットリスト検索」パネルが表示されるので、検索を行ってターゲットリストを選択します。 b. Sugarによってターゲットリストを自動生成する場合は、「自動生成」を選択します。「選択」ボタンが消えて、フィールドに自動生成するリストの名前を表示します。 8. キャンペーン情報を保存し、Eメールの設定のような、画面に表示されたその他の詳細なプロセスを始める場合は、「保存して継続」をクリックします。後からEメールの設定を行う場合は、「完了」をクリックします。 「保存して継続」をクリックすると、「マーケティングEメール」画面が表示されます。詳細については「Eメールマーケティングのレコードの作成」を参照してください。 「完了」をクリックすると、キャンペーンの詳細ビューが画面上に表示されます。情報を編集し、マーケティングEメールのレコードを作成することができます。
キャンペーンの分析 Eメールやニュースレターのキャンペーンを実行するには、いくつかのステップを踏む必要があります。そのうちのいくつかのステップは、システム管理者が実行する必要があります。 キャンペーン分析ツールによって、保留中の管理業務が全て完了したか、キャンペーンを開始する前にチェックすることができます。
キャンペーン分析の手順 1. キャンペーンタブから、「分析」を選択します。 Sugarは「キャンペーン診断」ページを表示します。 Eメールやバウンス処理用のメールアカウントが設定されていない場合、画面に警告メッセージが表示されます。この場合、システム管理者に連絡してこれらのタスクを完了してください。 2. 再度分析を行うには、「再確認」をクリックします。
キャンペーンのテスト Eメールやニュースレターのキャンペーンを開始する前に、異なるEメールクライアントがどのようにキャンペーンメッセージを表示するかを確認するため、テスト送信を実行することを推奨します。 テスト送信を実行するには、キャンペーンの詳細ビューで「テスト送信」をクリックして、送信するキャンペーンメッセージを選択し、「送信」をクリックします。 選択したキャンペーンメッセージのターゲットリストがテストリストであることを確認してください。 テスト送信では、Sugarが禁止リストを無効にしていることに注意してください。このため、キャンペーンメッセージは禁止リスト上のターゲットに送信されます。また、テスト送信ではSugarは宛先のEメールアドレスに既にテストメールを送信したかどうかをチェックしません。このため、ユーザは複数回メッセージを送信することができます。 キャンペーンの管理 キャンペーンの管理はソート・編集・複製するキャンペーン情報のようなタスクを含んでいます。 ・キャンペーン一覧ビューでキャンペーンをソートするには、ソートの基準とする列の名前(フィールド名)をクリックしてください。もう一度同じ列名をクリックすると、ソートの昇順/降順を変更できます。 ・キャンペーンのホーム画面で、キャンペーンによる情報を更新するにはドロップダウンリストから「一括更新」パネルを選択します。詳細については、「レコードの一括更新」を参照してください。 ・キャンペーンの詳細ビューを表示するには、リストにあるキャンペーン名をクリックします。詳細ビューからトラッカーURLとEメールマーケティングのレコードを作成します。Eメールキャンペーンについての詳細は「Eメールキャンペーンの実施」を参照してください。 ・詳細ビューでキャンペーン情報を編集するには、ドロップダウンリストから「編集」をクリックします。 ・詳細ビューでキャンペーン情報を複製するには、ドロップダウンリストから「複製」をクリックします。複製は似たようなキャンペーンを作成するには便利な方法です。新しいキャンペーンを作成するには複製レコードでの情報を変更することができます。 ・詳細ビューでメールマージを行うには、ドロップダウンリストから「メールマージ」をクリックします。詳細は、「メールマージの実行」を参照してください。 ・電話営業やダイレクトメールのキャンペーンのようなEメール以外のキャンペーンを開始した後、「送信」のようにキャンペーンを手動でマークする必要があります。 これをするには、キャンペーンの詳細ビューで「送付済みとマーク」をクリックします。このボタンをクリックする場合、ターゲットの詳細ビューのキャンペーンのサブパネルは、キャンペーン資料がその個人のもとへ送られたことを示すためにMessage SentとしてActive typeを示します。 ・詳細ビューでキャンペーンを削除するには、ドロップダウンリストから「削除」をクリックします。 ・正式に送信する前にグループでテストをしてEメールキャンペーンを送るには、詳細ビューのドロップダウンリストから「テスト送信」をクリックします。 ・送信するEメールのキャンペーンをキュー状態にするには、詳細ビューのドロップダウンリストから「Eメール送信」をクリックします。 ・ターゲットの対象ユーザにキャンペーンメッセージを発信するには、「送信」をクリックしキャンペーン送信画面でメッセージを選択し、「送信」をクリックします。 ・キャンペーンのステータスを見るには、「キャンペーンのステータスを見ること」を参照してください。 ・詳細ビューのドロップダウンリストから「更新履歴」を選択すると、キャンペーンの更新履歴を参照することができます。 ・キャンペーンの情報をエクスポートするには、キャンペーン一覧ビューで選択し、アクションドロップダウンリストにある「エクスポート」をクリックします。エクスポートについての詳細は「データのエクスポート」を参照してください。 ・サブパネルに表示されている、関連するレコードを参照または編集する方法については、「サブパネル上の関連情報の管理」を参照してください。
キャンペーンのステータスを見ること キャンペーンを開始した後、その成功を確実にするためにキャンペーンのステータス画面の結果を見ることができます。キャンペーンのステータスは送信済みのメッセージ数や送信エラーのメッセージ数のようなデータを表示します。またどれだけのターゲットがキャンペーンのメッセージを参照したか、また作成されたリードや取引先担当者のレコードが作成されたか、などです。これによって以後のアクションのためにキャンペーンの有効性を評価することができます。 例えば、今後Eメールのキャンペーンの受信者ではないことを確認するUnsubscriptionのターゲットリストへの解約されたキャンペーンからターゲットを追加できます。 詳細ビューのサブパネルは次の情報を表示します。 ・受信者のアクション別反応を描くチャート。これはどれだけのターゲットがメッセージを見たか、またEメールのキャンペーンに含まれているリンクがどのくらい開けられたか、またどのくらいキャンペーンを解約したかもを含んでいます。 ・メッセージキューのリスト。 ・送信実行済みのリスト。 ・閲覧済みのリスト。 ・リンクからクリックのターゲットリスト。 ・リード作成済みのリスト。 ターゲットがキャンペーンを識別する場合、リードが作成され、その結果リードに切り替えます。 ・取引先担当者作成済みのリスト。 リードがキャンペーンを識別した場合、取引先担当者は作成され、その結果取引先担当者に切り替えます。 ・無効アドレスによる送信エラーのリスト。 管理者がバウンスされたEメールを追跡することを組み込んでる場合のみ、この情報が追跡されます。 ・他の理由による送信エラーのリスト。 ・メール不可のリスト。 ・Eメールアドレスまたはドメインによって抑止されたリスト。 これらは解約したものとしてチェックされたもので、無効だったEメールアドレスをリストに加えたものも含んでいます。 ・商談のリスト。 キャンペーンの統計量を見るには、キャンペーンの詳細ビューで「ステータスを見る」をクリックします。システムはターゲットの反応や作成されたリード数などのようなキャンペーンのステータスによる情報を表示します。
キャンペーンの投資利益率の表示 実施するキャンペーンについて、Sugarはキャンペーンから生成された商談の「失注/受注」に基づくROI報告書を提供します。キャンペーンの詳細ビューからこの報告書を見ることができます。 キャンペーンROI報告書を表示するには 1. キャンペーンの詳細ビューに移動してください。 2. 「ステータスを見る」オプションの隣りにある「ROIを見る」オプションをクリックします。 Sugarは画面上でROIチャートを表示します。このチャートはキャンペーンからのコスト実績対予算と同様に、キャンペーンからの売上実績対売上見込みも表示します。 Web to Leadフォームの作成 ウェブベースのキャンペーンやウェブサイトのような他のウェブベースのソースからのリードを取り込むためにWeb-to-Leadフォームを作成することができます。 キャンペーンターゲットがフォームを送信する場合、リード情報としてSugarのデータベースの中で保存されます。 組織にあるより多くの商談を作成するためにリード情報を使用することができます。Web-to-Leadフォームを作成する場合、それはcache/generated_formsフォルダーに保存されます。それから他の位置にそれをコピーすることができます。TinyMCE編集で作成されたフォームを見て編集することができます。管理者だけが追加のフィールドをフォームに追加できます。 リードフォーム作成 1. キャンペーンタブにあるアクションドロップダウンリストから「リードフォーム作成」を選択します。 これを選択すると、リードフォームウィザード画面を表示します。 2. 必要なフィールドを使用可能なフィールドリストからリードフォーム(第一カラム)あるいはリードフォーム(第二カラム)にクリック&ドラッグします。 フィールドをすべて移動するには、「全フィールドの追加」をクリックします。 3. 「次へ」をクリックします。 4. 次のフィールドに情報を登録します。 ヘッダの設定:デフォルトのヘッダを表示します。それを削除し、必要なヘッダ情報を入力することができます。 詳細情報の設定:形式の簡単な詳細を入力します。 送信ボタンのラベル:デフォルトのラベルはページに表示します。それを削除し、必要なラベルを入力することができます。 送信URL:リード情報が格納されるデフォルトの位置がページに表示します。 この情報を編集するには、「送信URLを編集?」チェックボックスをチェックし、新しい位置に入力します。 リダイレクトURL:リードが情報を送信した後に見たいページへのURLを入力します。 あなたがURLを指定しなければ、Sugarでは「Thank you for your submission」メッセージを表示するでしょう。 関連キャンペーン:リードフォームと関係があるキャンペーン名を入力します。 キャンペーン一覧から選択するには、「選択」をクリックします。 アサイン先:レコードに割り当てたい個人名を入力するか、あるいは「選択」をクリックし、ユーザ一覧から選びます。デフォルトではあなたに割り当てられます。 チーム:このフォームから生成されたリードへのアクセスを与えられたチーム名を入力します。 主とするチームの割り当てを変更するには、新しい主とするチームの名前を入力します。レコードにチームの追加をアサインするには、「選択」をクリックしてチーム一覧から新しいチームを選ぶ、あるいは「追加」をクリックしてチームの追加フィールドを加え、チーム名を入力します。チームを割り当てについての詳細は、「レコードのユーザ・チームへの割り当て」を参照してください。 フッタの設定:もし必要ならば、フッタの設定を入力します。 5. 「フォームの生成」をクリックします。 TinyMCEの編集フォームを表示します。必要な場合はフォームを修正し、「Web To Leadフォームの保存」をクリックします。 6. フォームを保存することで、次のうち1つ行うことができます。 ・ローカルマシンでテキストファイルからHTMLフォームをコピー&ペーストします。 Sugarシステムの前提では、システムはSugarサーバ上でcache/generated_formsフォルダーの中に保存します。キャッシュから異なる位置にコピーできます。 ・.htmファイルとしてローカルマシン上に生成された形式を保存するには、Web To Leadフォームを右クリックし、新しいタブでページを開き、ブラウザのファイルメニューから「名前を付けてリンク先を保存」を選択し、保存したい場所へ移動します。 7. フォームを見るには、ページの一番上のWeb To Leadフォームをクリックしてください。
メールマージの実行 Sugar Plug-in for Microsoft Word を使用し、キャンペーン用のフォームレターのテンプレートを作成し、各ターゲットのカスタマイズ文字を作成するためにターゲットリストと融合させます。基本的にはEメール以外のキャンペーンによるメールマージで実行します。 注:Sugar Plug-in for Microsoft Word ライセンスを購入しなければなりません。 メールマージを実行する過程は以下のとおりです。 1. 管理者が組織に対してメールマージのオプションを有効にしたことを確認してください。 2. ユーザ選択ページのメールマージのオプションを有効にしたことを確認してください。 3. Sugar Plug-in for Microsoft Word にテンプレートを定義し、Sugarにアップロードしてください。 4. キャンペーンモジュールで、Eメール以外のキャンペーンを作成してください。 5. ターゲットリストを作成し、取引先担当者やリードやターゲットのリストからの名前と住所を保存してください。 さらに、上司や他のユーザに通知するには、ユーザ一覧から人を追加できます。 6. カスタマイズ文字を作成するためのキャンペーンレターを備えたターゲットのアドレスをマージするためにメールマージを実行してください。 メールマージを実行するには 1. キャンペーンの詳細ビューのドロップダウンリストにある「メールマージ」をクリックします。「ステップ1:モジュールとテンプレートを選択」を表示します。 キャンペーンモジュールは選択されたモジュールドロップダウンリストで自動的に選択されています。 2. テンプレート選択ドロップダウンリストからメールマージのテンプレートを選んで、「次へ」をクリックします。 手順2のメールマージの過程は画面上に表示します。ターゲットリストで指定されたターゲットは、使用可能リストで表示されます。 3. 使用可能リストのターゲットを選択して、右の矢を使用しそれらを選択リストで移動させます。 4. 「次へ」をクリックします。 最終ステップのメールマージの過程は、再調査によりあなたの選択したものを表示します。ターゲットリストを修正するために前の手順に戻る必要がある場合は、「戻る」をクリックしてください。 5. 「マージの開始」をクリックします。 6. 「Wordを開く」が選択されたことを確認し、「OK」をクリックします。 マージされたドキュメントは画面上に表示されます。 システムはレコードの各ターゲットへのログエントリーを作成します。キャンペーンの詳細ビューの「ステータスを見る」オプションをクリックする場合、これらのエントリーを見ることができます。これらのキャンペーンターゲットに対してメールマージの作業を繰り返し行えば、システムはこれらのログエントリーを更新します。 |