1. 概要
管理画面にあるSugarネットワークセクションはライセンス管理・Sugarサポートポータル・Sugarアップデート・オンラインドキュメントのような様々なSugarCRMのオンラインリソースに接続できます。管理者のアクセス権を持つユーザがアクセスできるライセンス管理やSugarアップデート以外にも、Sugarのサポート画面やオンラインドキュメントではSugarCRMのWebサイトからSugarのアカウントやディレクトリを使って全てのユーザがアクセスできます。このマニュアルには、Sugarライセンスの管理・Sugarアップデートの確認・Sugarサポートやオンラインドキュメント画面のアクセスを行う方法が含まれます。 2. ライセンス管理 ライセンス管理画面では、管理者がSugarライセンスのプロパティを管理できます。このオプションはあなたの組織に対するSugarライセンスを管理し、ダウンロードキー・有効期限・ユーザ数などの情報を表示するために使用します。システム管理者はライセンス管理画面でライセンスを編集・再認証できます。Sugarの市販用エディタでは、ユーザがアプリケーションにアクセスできるライセンス数を購入することに注意してください。アクティブになっている全てのシステム管理者ユーザと管理権限がない一般ユーザは購入しているSugarライセンス数に含まれます。Sugarで利用できるユーザタイプについての詳細は、管理者ガイドにある「ユーザ」マニュアルを参照してください。 2.1 ダウンロードキー ダウンロードキーは一意のSugarアカウントとなる32桁の英数字キーです。あなたの組織が購入したユーザのライセンス数とサブスクリプションの有効期限はダウンロードキーで確保されます。Sugarの購入で、Sugarアプリケーションのインストール時に入力されたダウンロードキーの情報を含む歓迎メールを受信します。ダウンロードキーがシステムに入力されると、有効期限・ユーザ数・オフラインクライアントライセンスの数・同時アクセスポータルユーザ数のようなダウンロードキーに対応する情報は自動的に設定し、ライセンス管理画面に表示されます。 2.2 ライセンスキーの編集 システム管理者はライセンス管理画面でライセンスキーを編集する必要がある場合があります。例えば、Sugarのエディションが変更した場合(例えば、CorporateからProfessionalへ変更した場合)、新しいライセンスキーはSugarCRMで生成し、提供されるかもしれません。新しいSugarエディションに対してアカウントと関係のある新しいライセンスキーをライセンス管理画面でアップロードする必要があります。 ライセンス管理パネルにあるフィールドは以下の通りです。 ● ダウンロードキー:Sugarサブスクリプションと関係のあるダウンロードキーです。 ● 有効期限:Sugarライセンスが失効する日です。 ● ユーザ数:購入したライセンス数に基づいてSugarにアクセスできるユーザ数です。 ● オフラインクライアントライセンスの数:ライセンスキーと関係のあるオフラインクライアント数です。 ● 同時アクセスポータルユーザ数:ライセンスキーと関係のあるアクセスポータルユーザの数です。 以下の手順は、例としてSugarエディションを変更した時に、アカウントに対するライセンスキーの編集を扱います。 1. 管理 > ライセンス管理 に移動します。 2. 「編集」ボタンをクリックし、Sugarエディションと関係のあるダウンロードキーを入力します。 3. ダウンロードキーを1度入力してから、「保存」をクリックします。 ○ 有効期限やユーザ数等は新しいダウンロードキーに基づいて自動的にアップロードされます。 新しいライセンスキーの情報を保存した場合、システムが有効であることを確かめるためにSugarCRMのデータベースにある情報を自動的にチェックすることに注意してください。 2.3 ライセンス認証 ライセンス管理画面にあるライセンス認証パネルでは、必要に応じて管理者がライセンスを再認証できます。システム管理者が90日間以内にSugarにログインできる限り、90日に1回、ライセンスを自動的に再認証します。しかし、システムがインターネットからライセンス認証サーバの接続に失敗し、ファイアウォールが隠れている場合、ライセンス管理画面でライセンスを再認証しなければなりません。再認証が成功した場合、ライセンス認証パネルにあるステータスフィールドには認証成功のタイムスタンプが表示されます。認証キー有効期限は最後認証日時から90日です。
2.3.1 ライセンスの有効期限 通常は、Sugarライセンスは1年間(例えば、2013年3月1日から2014年3月1日まで)で購入します。メールか電話で今度の署名の更新を通知し、通知内容はライセンスの有効期限を考慮してSugarアカウントの左上にある角砂糖アイコンに表示します。購入が有効期限を過ぎて更新される場合、その時管理者は新しい購入を行うアカウントをアップデートするためにライセンス管理画面でライセンスを再認証しなければなりません。管理者がライセンスを再認証していない場合、ライセンスが管理者によって認証を成功するまで、一般ユーザはSugarからログインすることを禁止しています。 2.3.2 ライセンスの再認証 Sugarでは90日に1回ライセンスを自動的に再認証するけれども、管理者がライセンス管理でライセンスを再認証する特別な環境があるかもしれません。例えば、有効期限後に購入を更新し、ユーザを追加する最中に購入する場合、新しい購入でSugarアカウントをアップデートするためにライセンス管理画面でライセンスを再認証しなければなりません。 ライセンス認証パネルにあるフィールドは以下の通りです。 ● 認証キー:システムでは、Sugarサブスクリプションと関係のある認証キーを生成します。 ● 認証キー有効期限:認証キーが失効する日付です。通常、有効期限は最終認証日時から90日です。 ● ステータス:最後に認証成功あるいは認証失敗したタイムスタンプを表示するステータスです。 Sugarのライセンスを再認証するために、以下の手順を使います。 1. 管理 > ライセンス管理 へ移動します。 2. 「再認証」ボタンをクリックします。 このシステムは、Sugarサブスクリプションに基づいてライセンスを認証するためにライセンス認証サーバと通信します。再認証が成功した場合、その時ステータスには成功した認証の日時が反映されます。システムがライセンス認証サーバの接続に失敗し、ライセンスの再認証ができなかった場合、ライセンス認証パネルの下にある「手動認証」オプションを使います。 2.3.3 手動認証 インターネットからライセンス認証サーバで接続に失敗した場合、ライセンス管理画面で手動認証を実行しなければなりません。 Sugarにある手動認証を実行するには、以下の手順に従ってください。 1. 管理 > ライセンス管理 へ移動します。 2. ライセンス認証パネルの下にある「手動認証」リンクをクリックします。 3. sugarkey.licファイルをエクスポートするには、「ダウンロードキーエクスポート」ボタンをクリックします。ローカルマシンにファイルを保存するには、ポップアップウィンドウで「ファイルを保存する」を選択し、「OK」をクリックします。 4. http://updates.sugarcrm.com/license/ へ移動し、認証するためにsugarkey.licファイルを送信します。 ○ 認証が成功した場合、認証キーファイル(sugarvalidationkey.lic)は生成され、ファイルを保存するためにダイアログを表示します。 5. インスタンスに戻るためにログインし、手動認証画面(管理 > ライセンス管理 > 手動認証)へ移動します。 6. ローカルマシンにあるsugarvalidationkey.licファイルを選択し、「インポート」をクリックします。 認証キーが成功してインポートされると、手動認証処理を完了したことになります。Sugarではライセンスキーの認証キー有効期限と認証のステータスを更新します。 3. Sugarサポートポータル Sugarサポートポータル画面はCase Portal・Documentation・Knowledge Base・Training等のような様々なSugarサポートリソースにアクセス権を与えます。管理者は 管理 > Sugarサポートポータル でサポート画面にアクセスできます。また、Sugarの右上にある「トレーニング」リンクをクリックするだけで、全てのユーザがアクセスできます。Sugarアカウントのサポート画面外へアクセスするには、Webブラウザ上にあるSugarCRM Support 画面(http://support.sugarcrm.com)へ直接移動します。 サポート画面にあるGet Startedセクションはアプリケーションの設定、カスタマイズ、利用を開始するために適切なリソースをもつEnd Users・Administrators・Developersを提供します。Documentation・Training・Find Answersセクションでは、オンラインDocumentation・Classes・Videos・Knowledge Baseの記事等にある様々な部分のアプリケーションを使用する方法を身につける自習領域を提供します。Documentationは全体のSugarアプリケーションを詳しく調べ、Knowledge Baseは特定のトピックやSugar領域に基づいて記事を提供します。Documentationの表示についての詳細は、このマニュアルの「オンラインドキュメント」セクションを参照してください。ResourcesセクションはSugarの最新版を入手できます。最善の環境でSugarの実行を確保するには、Supported VersionsとSupported Platformsのキー情報を与えます。Customer Centerセクションは購入したアカウントを管理し、Sugarで購入される全ての種類を表示し、コンピュータでインストールするための購入されたソフトウェア(Sugar Plug-in for Outlook・Sugar Plug-in for Word等)をダウンロードします。 3.1 Case Portalでのケースの送信 ナレッジベースや他のオンラインリソース(すなわち、Documentation・Training・Resources等)がSugarユーザに対して利用できる限り、エディションに対して支払う購入者は手助けするためにSugarサポートに連絡する機能を持ちます。サポート権限を持つ人の連絡先(SugarCRMサポートを扱う仕事に対してあなたの組織で指示をしている人)はCase Portalに対してSugarサポートへケースを送信します。Case Portalはあなたの組織に対する履歴の全ケースにアクセスし、既存のケースや郵便返答でSugarサポートからの回答を表示できます。ケースを作成する場合、問題をできるだけ多く考慮する詳細、あるいは時間の追加を費やさないでより多くの情報をかき集めて、できる限り早く問題を解決するSugarサポートとして問題をインクルードしてください。 SugarのCase Portalでケースを送信するには、以下の手順に従ってください。 1. Sugarサポートポータル(http://support.sugarcrm.com/)へ移動します。 2. www.sugarcrm.comのユーザ名やパスワードを使ってログインします。 3. SugarCRM Support画面の右側にある「Submit a Case」リンクをクリックします。ケースはサポートエンジニアにアサインされ、即座に返答します。 4. Sugarアップデート Sugarアップデート画面は利用できるSugarの最新版を管理者が確認します。デフォルトでは、バージョンのアップデートがインスタンスに対して利用できる場合、Sugarでは分かるように定期的な基盤のアップデートを自動的に確認します。新しいバージョンのアップデートが利用できる場合、管理画面にある「Sugarアップデート」リンクは赤文字で表し、その次にSugarの最新版を表示します。管理者が最新版のリリースに対してシステムを自動的にチェックしたくない場合、Sugarアップデート画面にある「アップデートを自動的にチェック」チェックボックスのチェックを外します。 Sugarアップデートに対する手動確認を実行するには、以下の手順に従ってください。 1. 管理 > Sugarアップデート へ移動します。 2. Sugarの新しいアップデートが利用できる場合、「今すぐチェック」ボタンをクリックします。 利用できるバージョンの更新がある場合、「最新版を検索し、ダウンロードするにはsupport.sugarcrm.comを訪問してください」というメッセージが「今すぐチェック」ボタンの下に現れます。リリースが利用されるので、オンデマンドクライアントは予め決められるスケジュールでSugarCRMのチームによって正常にバージョンアップされます。Sugarがサーバで提供されるので、オンサイトクライアントはバージョンアップを実行する必要があります。システムがSugarの最新版を検出する場合、最新版が利用できますというメッセージが通知されます。 5. オンラインドキュメント オンラインドキュメント画面は特定のSugarエディション(例:EnterpriseやCorporate等)に対する商品ドキュメントを表示し、アクセスできます。管理者はオンラインドキュメント画面で現在のSugarエディションやバージョンに対するマニュアルにアクセスできます。新しいウィンドウは、Sugarの管理画面にあるアプリケーションの設定やカスタマイズでの情報を提供する管理者ガイドを直接開きます。画面の左側にあるガイドの内容タブやガイドメニューツリーからトピックのリンク(例:ユーザ・システム管理・Eメール等)を選択することによって管理者ガイドの特定のセクションを表示します。Sugarアプリケーションの基礎や様々なモジュールを利用する方法を紹介するアプリケーションガイドにアクセスすることもできます。Sugarでの特定のモジュールについて学習するには、アプリケーションガイド画面の左側にあるガイドメニューツリーからモジュールリンク(例:取引先や取引先担当者等)を選択します。 エンドユーザがSugarの右上にある「トレーニング」リンクをクリックし、SugarCRM Support画面にある「Documentation」を選択することで、オンラインドキュメントを表示することに注目してください。Sugarインスタンスの外側であるDocumentationにアクセスするには、SugarCRM Support画面(http://support.sugarcrm.com)へ移動し、「Documentation」を選択します。これらの方法で「Documentation」にアクセスする場合、Sugarインスタンスで特定のエディションとバージョンを選択しなければならないことを覚えてください。 |